カワサキです。
webライター、ヨッピーさんの「明日クビになっても大丈夫!」を電子書籍版で読みました。
ヨッピーさんと言えば、ツタンカーメンのコスプレでツタンカーメン展に行ったり、初ロードバイクで東京から静岡までさわやかのハンバーグを食べにいったりと体当たり記事の印象が強いのですが、この本は真面目な内容になっています。
この本の内容
構成とざっくりとした概要です。
第一章 会社員に向いていないサラリーマン
ヨッピーさんの仕事と会社員時代の話
第二章 趣味をお金に変えよう
好きなことを仕事にするための心得
第三章 明日クビになっても生き延びるための思考法
好きを仕事に独立する時に役立つ戦略
第四章 逃げるが勝ち!のしごと術
好きなことで仕事を続けるためのアドバイス
私が特に読むことをお勧めしたい章は第二章です。
手持ちの趣味を生産型に
二章では、好きなことを見つけるためにまずは行動が大事だということ。
いろいろなものにチャンレンジして見つけた趣味は、自分が満足して終わりにする(消費型)のではなく、アウトプットをすることで、その趣味を通じてお金になったり、人脈をが広がったりする可能性がある「生産する趣味」になる。
といった好きを見つけて発展させるための話が書かれています。
私はゲーマーですが、ゲームは究極の消費型コンテンツです。
しかし、以前やっていたUltimaOnlineというゲームではゲームのサイトを作っていました。広告などはいれていませんでしたが、プレイ日記などを公開することでそこから沢山の人とつながることができました。これは消費主流のゲームという趣味が生産型の趣味になったと言えるでしょう。
他にも攻略サイトを立ち上げたり、実況プレイをしたり、ゲームを生産型の趣味にする方法はいくらでもあります。企業の目にとまればゲームライターになれる可能性だってあるでしょう。
他の趣味で同じことがあるはずです。
書籍の中ではくりかえしアウトプットを続ける大切さに触れられています。
「クオリティ」と「発信」を両立することで人や仕事が集まってくる。
まさにその通りだと思います。
会社をやめるタイミング
副業をはじめて少し上手くいきはじめたから、すぐ会社をやめるということはおすすめできません。
ヨッピーさんも「クオリティをだすためには生活に余裕が必要」「本当に好きなことなら、サラリーマンをやりながら、土日にだって副業としてできるはず」と書かれています。
会社をやめていい3つの条件としてあげられている
・会社員をしながら、副業で月10万以上稼いでいる。
・一年間生活が出来るだけの貯金がある。
・身軽になる(支出を抑える)
は、とても理にかなっていることです。
安易に独立を勧めない姿勢にヨッピーさんの誠実さを感じます。
私は今の仕事をいきなりフリーランスではじめていますが、それは夫の稼ぎがあって生活面の問題がなかったからです。今の稼ぎでは独りで生活するのはかなり難しいかな。(苦笑
もっとアウトプットが必要ですね。
まとめ
さすがとしか言いようのない読みやすい文章で、サクサクと読むことができます。
自身の体験や収入、ヨッピーさんの考え方など、普通なら伏せられるようなことまで書かれているのでこれから好きを仕事にしたい人には参考になるでしょう。
やさしく温かみのある文章と内容で、立ち止まっている人の背中をやさしく押してくれます。
web上のヨッピーさんとはまた違った印象で、ますます好きになりました。