介護する人に理解ある社会を。

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カワサキです。
介護をしている人は一人や家族だけでやろうなどと無理はせず、外部の手を借りてほしいと思います。
なぜか日本では家族を他人に任せたり頼ったりするのは印象がよくないようですが、そんなことは気にしてはいけません。

先日小室哲哉さんの引退宣言がありました。
私はあまりTVを見ないし、音楽にも興味がないのでネットで記事を少し読んだ程度ですが、小室さんの引退は長期間の介護と仕事により自身も体調を崩し、これまでのように音楽活動ができなくなったためですよね。
自分の体調が悪く、家族の心配もありなんて状況じゃ、どんなに才能があったって創作活動なんてできないよねーという感想。

看護師と頻繁に会っていることを不倫だと騒ぎ立てていたりするようですが、「薬事法に基づいた医師の指示に従ったもの」と小室さんは話しています。小室さん自身への治療と介護者に対する精神的なケアと考えるのが自然でしょう。

奥様のKEIKOさんはくも膜下出血による高次脳機能障害とのこと。

脳卒中は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3つがありますが、この3つのなかで一番ヤバイのがくも膜下出血。
死亡率や後遺障害を残す確率が極めて高いです。

そして脳卒中の後遺症の1つに高次脳機能障害があります。
手足が動かないという身体的な後遺症は見ればわかりますが、高次脳機能障害は外からみてわからない脳の障害。

ぼんやりしたり、集中できなくなる「注意障害」
ものごとを覚えられない「記憶障害」
なにかをやり遂げたり、効率よく作業をすすめることができない「遂行機能障害」
怒りっぽくなる、無気力になる、我慢ができないなどの「社会的行動障害」
病気であることが認識できない「病識欠如」
言葉が話せない、理解できない、読めない、書けない「失語症」
物や人の名前がでてこない、口頭命令による簡単な動作や物の使い方がわからなくなる「失認失行」
片側の空間が認識できなくなる「半側空間無視」

ちょっと挙げるだでもこれだけあり、人によって発症する症状、強度が違います。
小室さんは「女性から女の子みたいになってしまった」と優しい言葉を使っていますが、実情はそんな生易しい話ではないでしょう。

私の夫は2016年に脳出血になりました。
現在は会社に復帰していますが、まだリハビリは続いています。
手足のしびれはあるそうですが見た感じは健常。でも会話のスムーズさや判断力は以前よりも落ちており、軽度の高次脳機能障害と診断されています。仕事も以前のようにはできないようで、何かあったら退職させられるのかな、なんて思っています。

いろいろ調べて勉強してこういう障害だからと理解していても、やはり頭と心ではズレがでてきます。
特に会話が成り立たたたないと言うのは、思った以上に精神的なダメージになります。

一人(や家族だけで)がんばることは美談ではなく、自分で首を締めて恍惚としているようなもの。
どんな形の介護でも、頼れるものはどんどん頼って欲しい。
自身がダメになってしまう前に。

 

 

高次脳機能障害についてのエッセイコミック。
Kindle Unlimite 対応です。(2018年1月現在)

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